TOEIC対策　建築学専攻　大学院入試対策

建築学専攻の大学院を志望する方の多くはTOEICの対策に追われることになると思います。

前もって受験をしてスコアを得るに越したことはないですが、設計課題や授業で忙しい建築学生にとって対策がスコア提出の直前になることは仕方のないことです。

私自身初めて受けたTOEICのスコア370と非常に低い点数でしたが、最終的にはスコア800を超えて受験に挑むことができました！大学院ごとで必要なスコア、おすすめの本やTOEIC受験のコツを紹介したいと思います。

TOEICとは

リスニング495・リーディング495の合計990が最高スコアの試験になります。

日常やビジネスのシーンで使われる英語がメインで、TOEFL-ibtのようにアカデミックな英単語は基本的には出題されません。しかし、中学校・高校では習わない英単語が多く出題されるため新たに単語量を増やす必要があります。

目標スコアによって勉強法や必要単語数も大きく変わってくるため、まずは自分の実力と大学院の傾向を把握した上で計画的に対策を進めていきましょう！

大学院ごとのスコア、目標

多くの大学院ではTOEICのスコアがそのまま得点になるのではなく、独自の換算法に基づいて100点満点などに圧縮されます。

Y-GSAの換算表（2025年度入試）の一部を参照してみましょう。

TOEIC	換算方法	外国語の点数
801以上~	100	100
500~800	（TOEIC-500）/6+50	50~100
350~500	（TOEIC-350）/3	0~50
~349以下	0	0

TOEICのスコアが600とした場合、この換算法を用いると66.66…となり小数点以下は四捨五入をするので外国語の点数は67点となります。

TOEFL-ibt	外国語の点数	TOEFL-ibt	外国語の点数	TOEFL-ibt	外国語の点数
90~120	100	62~63	66	44	28
84~85	95	56	56	41~42	21
79~80	88	51	47	38	9
71	79	47	38	0~35	0

TOEFL-ibtのスコアが63とした場合、この換算表を用いると外国語の点数は66点となります。

個人的にはTOEFL-ibtの難易度を考慮してTOEICのスコアで換算する人が多い印象ですが、スピーキングやライティングが得意な方はTOEFL-ibtでスコアを提出することをおすすめします。

また友人から聞いた目標とすべき大学院ごとの最低スコアを並べてみました。もちろんTOEICのスコアだけでなく、学科や即日設計などの点数と合算されて合否が決まるため、一概に何点取れれば大丈夫！とは言えませんが参考程度に紹介します。

横浜国立大学（Y-GSA）　TOEICスコア600

東京大学　TOEICスコア750　近年ではTOEFL-ibtの提出のみ

京都工芸繊維　TOEICスコア620

東京藝術大学　大学が制作した問題を解答

ちなみに友人はTOEICスコア500でY-GSAに合格していたので、繰り返しになりますがあくまで目標設定の際に参照していただければと思います。

おすすめの本・対策

TOEIC受験の対策本は書店に行くと多く並べられていますが、私の体験と実際に合格した方達の勉強法を元におすすめの本を紹介します。

TOEIC公式問題集

基本的にこの１冊で問題ありません。最新のものが定期的に発売されるため、最新のものを買いましょう。１冊にTOEIC本番の難易度に近い模擬試験が2回分掲載されています。

まずは一度、通しで1回分の模擬試験を解いてみましょう！単語・文法をもう少し覚えてから。今の実力では解いても意味がないから。となかなか通しで解くことに腰が重いと思いますが、最初に自分の実力をスコアで明確に知ることがTOEIC対策の最短の近道です！

私は２冊分、計4回の模擬試験を完璧に復習した後に受験に挑みました！

キクタン

一般的にTOEICの英単語帳といえば「金のフレーズ」が有名ですが、実際に読んで勉強をしてみましたが単語量が少なく対策しづらいため私はあまりオススメできません。

このキクタンシリーズは目標スコアによって単語の難易度が分類されており、TOEIC公式問題集で把握した自分の実力と各々の大学院に必要なスコアを照らし合わせて購入をしましょう。

私はスコア600と800のキクタンを購入し、移動時間やスキマ時間などに欠かさず勉強をしていました。ちなみに600は知っている単語が多かったので800を中心に学習しました。

文法問題　でる1000問

TOEICのリーディングセクションのPart5では文法の問題が出てきます。私自身受験をした際にスコアが一番低かったパートはここでした。

分厚い本ですが、自分が苦手な文法に優先順位をつけて対策をすれば早く読み終われる構成となっています。TOEIC頻出の文法を身につけた後に他のパートに取り組んでもスコアが向上すること間違いなしです。

TOEIC対策　英会話

私自身、TOEICは4ヶ月ほどかけて少しずつ計画的に対策をしましたが、ある友人は志望先を決定したもののスコア提出まであと1ヶ月しかない！と当時とても焦っていました。

彼はTOEICの受験をしたことがなく、英語にあまり自信がなかったため初めはスコアが350にも満たなかったものの、プログリットのTOEIC対策のコースに通いながら対策をし、無事にスコア700を取得し受験に合格をしました。

私も東大受験のTOEFL-ibt対策の際に経験のなかったスピーキングとライティングの対策をプログリットで行い目標スコアに到達することができました！

英語力に自信がない。自分一人での英語学習が持続するか自信がない。といった方は英語のコーチングを受けながら効率的にスコアを狙いに行くことを強くお勧めします。

AAスクールに合格した方もオンライン英会話で対策をしていましたので、ぜひご覧ください！

まとめ

TOEICはスコアを取るゲームだと言う人がいますが、英語力に関係なくTOEICならではの解き方に慣れれば高いスコアを取ることは可能だと思います！

大事な学科試験や即日設計、ポートフォリオ制作に時間を割くために本記事で紹介した勉強法をぜひ実践して効率的に受験対策頑張ってください！！