僕は2024年9月入学試験でAAスクールに合格しました。
日本の私立大学を3月に卒業し、12月のスコア提出までの約9ヶ月間の試験対策で生活費のためにアルバイトもしていたためとても長くストイックな時間でした。
AAスクールとは
イギリスの学校で知らない人も多いかと思うので簡単に紹介します。
1847年に設立された歴史のある建築のスクールで、レム・コールハースやザハ・ハディドなどの世界的に著名な建築家を輩出しています。
AAスクールには東京藝大出身で日本人教授の江頭 慎さんなど有名な教授が揃っており、建築設計だけでなく映像やグラフィックなどでの建築表現を学ぶ場としても充実しています。
試験内容
基本的にポートフォリオとIELTSのスコアの2つを提出します。
日本の大学院試験と違って、即日設計や学科試験はありません。イギリスだけでなく、アメリカや他の国でもこの2つの提出だけで応募できる大学院が多いです。GPAなどの大学での成績やエッセイなども提出する必要はありますが、対策をする必要があるものはこれだけです。
一方でポートフォリオと英語スコアの提出のみという容易さから、たくさんの国の学生が応募しやすいという側面もあるので求められる英語スコアが高くなりがちな印象もあります。
スケジュール
基本的に英語の勉強とポートフォリオの作成のみなのでスコアの変動などを紹介していきます。
5月
中旬:TOEFLスコア47 この時は低いスコアに受験を諦めるほどにへこみました。
6月
中旬:TOEFL-ibtからIELTSへの移行を決める
AAスクールに合格した先輩の多数がIELTSを受験したこととTOEFLより難易度が少し低いという情報を聞き決断しました。また、IELTSスコア6.5(Overall)で合格した事例があったのでそこを目標に設定。
6/24 1回目IELTSスコア5.5(L5.5:R5.5:W5.0:S5.5)
8月
8/5 2回目IELTSスコア5.5(L5.0:R6.5:W5.0:S6.0)
9月
9/23 3回目IELTSスコア6.0(L6.0:R6.0:W6.0:S5.5)
10月
10/7 4回目IELTSスコア6.5(L6.5:R6.5:W5.5:S6.5)
IELTSスコア7.0を取れれば間違いないと思い目標にしていましたが、ポートフォリオの制作を考えこのスコアで提出することに決めました。
11月〜12月中旬
ポートフォリオ制作
0から作り始めたわけではなく、英語をしながら少しずつは作っていましたが実質この期間にポートフォリオを制作しました。
12月下旬
たくさんの書類を制作し、出願!!
2月
中旬:1次試験合格(2次試験は面接)
下旬:合格発表(合格)
英語のスコアについて
英語のスコアはTOEFL-ibtかIELTSの2種類から選べます。
受験を考える方にとってこの二択は悩ましいものかもしれませんが、私はIELTSをオススメします!初めはTOEFLの対策をしていたのですが、なかなかスコアが伸びずに苦戦していました。しかし、IELTSに変えたところスコアを急激に伸ばすことが出来ました!
個人的にはリーディングやリスニングの難易度はIELTSの方が優しいという実感と、PCに向かって話すTOEFLと違って対人のIELTSの方がスピーキングをしやすかったことがスコア上昇の理由に挙げられると思います。
「IELTS逃げ」なんて言葉があるようにTOEFLより簡単と思っている人も多いのではないでしょうか。人によって試験形式の好みは分かれると思うので、まずは各々の試験を受けてみるといいかもしれません。(受験料が高いのは辛いですが。。)
また、TOEFLからIELTSに移行した後もTOEFLの英単語帳を使っていました。TOEFLテスト英単語3800という本が1番使いやすかったのでクタクタになるまで読んでいました。
ちなみに私はオンライン英会話のサービスを利用しながら、毎朝スピーキングの練習を欠かさずに行い、習慣化してきた頃には着実に英語力が伸びている実感があったので是非オンライン英会話サービスを利用していただきたいです!
さいごに
私は海外での生活経験がなく、英語力もあまりありませんでしたが夢だったAAスクール入学のために頑張った結果、今はイギリスで楽しく制作に励めています!
日本人にとって海外留学の挑戦は腰が重いかもしれませんが、トライしてみる価値は十分あると思います!みなさん受験対策頑張ってください!Keep it up!!!
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