本記事では即日設計の着彩で使える画材を紹介します!
-150x150.png)
いろんな画材があって選ぶの難しいよぉ
着彩で人気の画材、水彩、コピック、パステルの3つで実際に比較をしてみます!
それぞれの画材で伝わる印象は変わってきますので、本記事を参考に自分の表現に最も適する画材を検討してみて下さい!
下書き・ペン入れ

画材を比較するに当たって、同じ平面図・断面図•パースを3つ作成し、ペン入れをしました。
水彩

透明感とにじみが特徴的で、光の表現や淡いグラデーションに優れています。
技法次第でシャープな表現も可能ですが、着彩時間の短い即日設計においては、自然に広がるにじみやぼかしの水彩らしい特徴を活かして戦うことになると思います。
-150x150.png)
広範囲を塗る時には時間短縮になりそうだね
-e1728393280716-150x150.png)
空や地面はどの設計でも広い範囲を塗ることになるよ
また、少量の絵の具で広い面積を塗れるため、経済的な面もあります。
また、3つの画材の中で唯一の特徴としては、色を混ぜてお気に入りの色を作れることです!(あたりまえですが。。)
24色入りのものをはじめに揃えておけば、水彩の表現を十分に試すことができます!ホルベインの水彩絵の具が発色がよく個人的におすすめです!

気に入った色があれば、個別で買い足そう!
デメリットは、ケント紙との相性が良いわけではない。という点です。
ケント紙は水をあまり吸収しないため、にじみやぼかしの効果が出にくく、典型的な水彩の良さが引き出しにくいです。
水彩を使うなら、ドライブラシやリフトアウト(色を拭き取る技法)などのテクニックが活かせます。
ドライブラシとは?
絵の具を薄く塗るのではなく、乾いた筆を使って紙に軽く引っ掻くようにして描く方法です。これにより、ブラシの毛先が紙の凹凸に引っかかり、細かい線やテクスチャーを表現できます。
東大で水彩が使えない理由は、他の受験者と席が近く、バケツの水がこぼれてしまう恐れがあるからです。なので、私は水筆を使って本番に挑みました。
コピック

鮮やかで均一な発色が特徴。ポップで明快な印象の作品に向いています。
アルコールマーカーならではの速乾性で、手早く広範囲を塗るのに最適です。
-150x150.png)
水彩だと、乾くのを待つ時間は多少出てしまうからね。
-e1728393280716-150x150.png)
細い筆と太い筆を使い分けながら、塗り進めるのがコピックの特徴だね
ただし、インクの消費が早く、補充インクのコストがかかります。東大での即日設計ではそもそも水彩が使えない(2024年時点)ので、コピックの人が多い印象です。
水彩と違って色の変化はペンの種類を変えることでしか行えません。ですので、少々高いですが36色セットで自分の好みの表現・色を見つけることが効率的だと思います。
ここで注意ですが、コピックはクリーンやワイドなど様々な種類がありますが、買うべきなのは上記のスケッチです!

チゼル(平筆)を使う場面が多いからスケッチを買おう!
クリーンもチゼル(平筆)ですが、色数がスケッチの方が多い(約358色)ので、たくさんの選択肢の中で統一させた方が良いと思います。
ケント紙はコピックと非常に相性が良く、にじみが最小限に抑えられ、くっきりと鮮やかな発色が得られます。

ブレンディング(色の混ぜ合わせ)という手法でコピックを使って描いてみた絵です。
コピック専用のブレンディングマーカーを使って、色と色の境界をぼかしたり、薄くしたりすることができます。
-150x150.png)
繊細に表現しようとすると時間がかかっちゃいそうだね
繰り返しになりますが、限られた時間内では似た系統の色でグラデーションを作るのは厳しいです。即日設計だと割り切った表現を追求しましょう!
パステル

粉状の質感が生み出す、やわらかく温かみのある印象が特徴です。
-150x150.png)
正直、パステルだけで着彩する人はあまりいない印象だな。
-e1728393280716-150x150.png)
ぼかしやグラデーションで、空気感や奥行きを表現しやすいよ
細かい描写が難しく、精密な線画よりも、面やボリューム感を重視する描き方に向いている。とされていますが、そんなことはありません!
パステルはカッターで削って粉を画面に落とした後に、ティッシュで広げるという手法で用いられることが多いです。ここが繊細な描写が難しい要因です。
しかし、今回示した着彩では綿棒を多くの場面で使っています!
粉を落とした後に、着彩面積によってティッシュと綿棒を使い分ければ、問題なく短時間で着彩できるのでオススメです!
外観パースの比較

水彩では屋根の稜線など細かいところが、滲んでいます。即日設計を想定して短時間で描いたので、本番でも起こりうると思います。。
コピックがエッジを塗りやすいのはもちろんですが、パステルも綿棒を使えば細かく描画できることが分かるかと思います。
-150x150.png)
やっぱりコピックは場所の塗り分けが強調されるね
この例では、川や木、芝生など色が多い敷地ですが、そういった要素が少ない場合は水彩やパステルの淡い表現が効果的かも知れません。
平面図の比較

個人的にはコピックのストロークが平面図の線を多少邪魔しているようにも感じます。
スケールが大きい図面ほど、ストローク跡(筆跡)が目立つようになりますが、図面線を強調させるという点では水彩やコピックが適しています。
断面図の比較

詳細な塗りが得意なコピックとパステルが断面図をきれいに塗りつぶせている印象があります。
-150x150.png)
階段の凸凹はコピックの平筆の良さが出てるね
左側の川で遊んでいる人に注目すると、水彩とコピックは足元の水に浸かっている表現が上手くできていると思います。
パステルの淡さ、粉感ではできないレイヤーの表現が断面図で顕著に現れています。
まとめ
3つの画材に対して、時間効率や図面ごとの特徴、表現の難易度などの観点で紹介をしました。
一長一短で、「この画材が良い!」と断言はできませんが、1番重要視すべきなのは自分の作品の特徴を最も表現できる画材を選定することです。
3つの比較をしましたが、パースは水彩、平面図はパステルといったように2種類以上の画材を使用するのオススメです!(私も2種類使って本番に臨みました)
紹介した画材のリンクをまとめましたので、ご参照ください!
コメント