グリッド 生物建築舎


スモールハウスH 乾

風景のフィルタリングとしてのグリッド
乾久美子は、壁や窓、そして人の位置関係を調整することで、風景から必要な要素を取り出すことができると述べている。これは、まるで迷惑メールのフィルタリング機能のように、雑多な風景の中から必要な部分だけを抽出する手法だ。 slot qris depo 10k/a>
スモールハウスHでは、正方形の部屋を四分割し、それぞれの空間を三角形とすることで、視線の方向性が整理され、限られた範囲の風景だけが視界に入る。これにより、例えば、ある部屋からは隣家の離れだけが見え、別の部屋では雑木林の風景が広がるといった具合に、空間ごとに異なる「名前」を持った風景体験が生まれる。

45度がもたらす空間のずれと動き
スモールハウスHの空間構成の最も特徴的な点は、直交グリッドではなく、45度という角度を積極的に取り入れた点にある。この「ドライな数字」が空間に与える影響は、単なる幾何学的な構成にとどまらず、体験にまで及ぶ。
45度のグリッドにより、通常の直行的な空間とは異なり、奥行きが浅く、視線が自然と外へと向かうような感覚が生まれる。これは、室内空間に留まるのではなく、風景の中へと背中を押されるような体験をもたらす。住まい手は、意識せずとも視線の先に広がる風景と関係を結ぶことになるのだ。
空間のトリミングと風景の再構成
スモールハウスHの最大の特徴は、四分割された正方形の部屋と三角形の配置が、敷地の風景を「トリミング」し、異なる体験を生み出す点にある。これは、通常のトリミングとは異なり、ある部屋では排除された風景が、別の部屋では主役として現れるという動的な関係を作り出す。
敷地の風景は、特別に美しいものではなく、雑木林や灯篭、雑草が生い茂る裏庭といった平凡なものだ。しかし、三角形の持つ視覚的な特性を活かすことで、それぞれの部屋が特定の風景を切り取る役割を持ち、結果としてその風景に「名前」が付けられるような空間体験が生まれる。
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構の郭 武井誠+鍋島千恵/TNA

茨城県に建つ平屋建ての個人住宅.約1100m2の敷地に7mグリッドで柱を建て,柱同士を高さの異なる垂れ壁で繋ぎ囲まれた庭と部屋をつくった.ひとつのグリッドの大きさは約50m2.高さの異なる垂れ壁でゆるやかに仕切られた空間を目指した.柱は鉄骨,壁は木の混構造.

メリデスの住宅I アイレス・マテウス




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